40歳になるオヤジのバイクデビュー V100エンストと林道ツーリングへの欲望
はじめまして。
ちょいとまじめなブログです。
今年で40歳を迎えるオヤジです。
20年ほど昔は学生でお小遣いもそれほど稼ぐことができず(今もだが…)
とりあえず中古の400ccバイクに乗っていた。
それから15年後くらいに仕事で待ち乗り用に中古のアドレスV100を購入した。
最近はV100にもあまり乗らない生活が続いたが
平成21年春
思い立ったかのようにV100でツーリングに出かけてしまう。
大阪からタラタラ走り続けて日本海(若狭湾)観光へ。
まさか、このときこういう背景のV100toお別れになるとは…。
思いもしなかった。
20年ぶりの一人ツーリングゆえ、あまり長時間ウロウロする体力も気力もなく昼過ぎに到着したものの近所をぶらぶらするだけだった。
まずは海沿いのパスタ屋さんで一服
そして海釣り公園のような場所へ
自分は釣りをしないのでよくわからないが天気がいい日で静かな場所だった。
ここでマフラー交換直後のリアライズショットガンチャンバーの動画を撮影
しずかな場所だったので軽く撮影しただけですが、とてもパワフルなマフラーでエアクリが純正では取り付け不可ということでエアクリも調整式に交換している。
そして、早速3時過ぎには帰路へついた。
最後にツーリング用に購入したSHOEIジェットヘルJストリームⅢとツーリング使用のV100。
このあと国道27号線から国道173号線へ向けて2スト全開での帰路が始まる。
日曜日だったが結構一般道はすいていた。高速道路が安いせいかな?
V100じゃあ高速乗れないし、下道が楽しい。
片道ガソリン代400円程度でここまでこれた。マフラー交換後の燃費はリッター30km(ツーリングのみ)信じられない好調ぶり。最高速もメーター振り切り、燃費もいい。これはもしかして壊れる前の前兆か?
観光しているのではありません。
国道173号線に入りのぼり坂で失速。60kmしか出ない状態になり、おかしいなと思い超正式のエアクリの空気流入量を増やした(広げた)ところ20秒くらいは速度アップしたがその後のトンネル突入後なんとトンネル内でエンジンが止まる!!
片側1車線づつのトンネルでピーンチ!!
とりあえず飛び降りてトンネルの外まで押してきたときの場所。
そしてなんと携帯の電源が切れかけ1本状態。
加入していた保険会社へ電話しようと思い出すが普段見ていないので社名忘れる。
i-modeで検索してチューリッヒへTELするが自分名義で加入がないとのこと電池なくなりかける。
そして思い出したアクサダイレクトに入っていたことを。
電池切れかけ寸前で担当者へつながり大急ぎで場所を伝えたところで電源OFF~~。
切れてしまった。
電話が切れた時間16:00ころ
しばらく待つが2時間経過もレッカー車両が来る気配がない。
トンネル直後の山奥で公衆電話もない。
ただ一人、畑を耕す70歳くらいのおばあさんが私のほうをチラチラ見ているだけの田舎だ。
17:30ころ
おばあさんが帰宅するのか
「どうかしたのかい?」と聞いてきた。
私は事情を説明したと同時に思いついた。
「おばあちゃんのところ携帯の充電器ありますか?」
これは救世主だと声が弾んだ。
しかし、返ってきた答えは…
「携帯なんて最近の子はもっているんだね~」
…
…
…
私はただ「ハイ」と答えるだけだった。
林業の作業道入り口のような場所で一人2時間待ち続けた。
プラグも普通のコゲ色。
自分ではこの場をどうしようもできない状態。
いつになったらレッカー来るのか?
来た!!
待ち続けて2時間30分 18:30ころだった。
レッカー会社の方が心配そうにバイクをレッカー車に積み込んでくれた。
それにしても原付にこの巨大なレッカー車はちょいと大げさなように見える。
われながら恥ずかしく思い、原付もレッカー(レスキュー)することありますか?と聞くと
ありますよ!。とやさしく答えてくださった。
最終的にこんな感じで運ばれていく我がV100。
ここで問題なのが料金の問題。
アクサダイレクトでは保険加入していると最初の15kmまでは無料らしいが、そこから先は1kmにつき525円かかるとのこと。
保険会社のレスキューはJAFより高いのか安いのかもわからないが、単純に距離計算すれば福知山市(ほぼ舞鶴市)から大阪市内まで陸送で100km程度ある。
ということは
帰路の交通費なんと!
50,000円!!
高い。涙が出そうだったが
レッカー会社の運転手さんに色々話を聞いているとレッカー会社に直接レスキュー依頼するよりも保険会社のほうが安い場合が多いらしい。
新車のポルシェとか高速道路で壁をブチ抜いたものや事故で橋の欄干にぶら下がっている車の救助話を聞いていると、陸送5万円の故障ならまだマシだと少し心が安らいだ。
それにしても2時間待ち続けている間に、たくさんのバイクが通り過ぎた。
自分も林道とか走れるオフロードバイクが欲しい…。
なぜか欲望がうまれた。
そしてあの日から2週間。
迷いに迷った挙句
YAMAHA セロー225Wの極上中古車を発見。
次週納車予定。
近所のバイク屋さんにあずけたV100はいまだ修理の目安が連絡なし。
今年の春はセローでツーリングだ。