京都府林道散策三峠線(和知町)草尾峠林道タカタラビ線より
林道を探すのって、初心者にとっては結構難しい。
ただの荒れた道の行き止まりとか変なところに迷い込むこともある。
今回は雑誌に掲載されていた京丹波の国道27号線にある道の駅、和知町の「和(なごみ)」付近から入る三峠山を登る林道タカタビラ線とやらを探しに行った。
阪神高速から国道423号線へ亀岡経由で9号線を経て27号線にはいる。
そして道の駅を目指した。
ツーリングマップルR 関西65ページD7
道の駅「和」のある交差点。
わち山野草の森と書かれた大きな看板のほうへ曲がる。
ただし、わち山野草の森とは逆方面へ進む
こっちに向かうと、民家の横を抜け線路を渡る。
少し進んで右に2車線の舗装路があるので右折。あとは道なりに山へ向かって進むのみ。
舗装路を進み暗い山中へと進んでいくとT字で分かれ道。右が林道カタカビラ線のようだ。
ちゃんと案内があった。1回目は見過ごしていたが、よく見ればカタカビラ峠と書いてある。
これは2回目に上ったときの様子。
道の駅にいた方々も上っていってます。わりと年配の方々だった。
上っていくとまず、1個目の入り口。一回目は迷わずこっちへ入った。
天気もよく乾いた路面で助かります。
しかし、あまり路面状況が良くない部分も多かった。
あまり景色が開けるポイントはなかったように思える。
旭風防セローと生茶。今日はリュックが重かったのでネットでキャリアに積んで走行。
遠方なので今日はコケ練習はヤメておくことにする。
路面の良いところも多いけど
車線を変えずに走行するとドロドロになります。GP-210でぬかるみ走行はかなり怖いです。ガケの下に飛んでいきそうになるので(20kmでは飛ばないか…)できるだけ避けて走る。これも練習。
それにしても今まで見つけた林道はなぜガードレールとか無いのだろう。断崖絶壁みたいなところもあるし、このようにガケ側に路面が傾いているところが多いので正直怖いです。
山肌側を走行すると草木の枝がバシバシ当たってきます。
しかし、そこは旭風防が完全にガードしてくれるので自分は頭を伏せるだけで林道の洗礼、草木のムチを楽々かわせてしまうのです。
風防は風よけだけではなく草よけ「草防」としても役立つ。コケても割れないので安全。
1番最初の林道入り口を走り続けたが雑誌の写真とはかなり違う雰囲気だった。
全線走り抜けた後、道の駅の横にある川の反対側に戻ってきたが再度、カタカラビ線へ行く。
しかし、少し疲れたので一旦道の駅まで戻った。
反対側にも山があるので、ついでに上ってみた。
ツーリングマップルR 関西65ページC6
川を渡ってすぐのところから上っていくと林道栗の谷線と書かれています。
林道は素人なので、どっちが道なのかもわからない。一旦未舗装の左へ進むが数十メートルで行き止まり。
引き返し、舗装路の続きを走ると、こちらも数十メートルで封鎖されている。
わざわざ、綾部まで来て、さっきの林道だけでは納得がいかない。林道探しは難しい。
もう一度タカタラビ線へ向かった。
そして舗装路のから林道へ入る1個目の入り口ではなく、さらに上のほうを目指した。
ツーリングマップルR 関西65ページD7
ありました。2個目の入り口。
一旦ここはスルーした。上にもあるかもしれない。
最後まで登ると、そのままダート路につながっていました。
そのまま林道タカタラビ線ダートへ突入していきます。
今まで走った数箇所とは比較にならないくらい、走りやすい路面だ。ド素人の自分でも時々40km~50kmくらい出てしまうときがある。これがダートというものなのだろうか?
砂利と固められた路面が入り混じっているけど走りやい。
IRCのGP-210での走行だが、普通のオンロードタイヤでも走れるくらいの路面が多い。(一応ガリガリの岩や赤い土のところもあるしぬかるんだところもある)基本的に時速20km程度でしか走れないのだがセローは低速トルクがあるのでギアは3速でトロトロ走る感じ。
それゆえガケ側ではなく壁側を走行すると草木のムチがかなりの強さでぶつかってくる。旭風防が無かったら骨折していたかもしれない。
新品タイヤも500kmくらい走行したのでいい感じです。
1本目の入り口からの林道で少しぬかるみがあったのでエンジンが汚れた。帰ったら洗車しなくちゃ。
とにかく走りやすい。初心者ながら理由を考えてみた。
路面の状況もさることながら断崖絶壁っぽく感じるところが少なかったからかもしれない。初めてダート路でガードレールを見た。こんなのがあったら、精神的に楽になります。思わず4速へ入れてしまったが大きい石ころを前輪で踏んづけてコケそうになった。
素人が飛ばすと大ケガしそうなのでやっぱり2速でトコトコ走ることにします。
直線は50km出ても結局曲がるときは20km以下になる。モトクロスの人みたいに片足放り出して曲がろうと思ったら何kimくらい出せばいいのだろう。林道であんなに車体を傾けることができる人ってすごいと改めて思った。自分の場合、車体が傾かないまま曲がっている。
先日の能勢ではこんな山肌が崩れたところが大きな岩がゴロゴロしていたのに、この林道は美しい路面だ。この赤い土のところが一番走りやすい。こんなのが長い林道を見つけたいです。
おお、雑誌に載っていた写真の場所だ。草尾峠の道標。
途中からひたすら下り坂だったが、最後の出口にはちゃんと林道三峠線を書いています。距離は7.8kmとのことです。
まあまあの距離。もっと長いところを走ってみたいと思った。
さっきの場所のこの先。京丹波町になるみたい。この舗装路がグニャグニャうねった道で先ほどのとことこ運転から解き放たれ全くほかの車もなかったのでちょっと舗装路の峠を往復してみた。
オンロードタイヤで結構楽しんでしまったためリアブレーキがフェードしてスカスカになってしまった。
ワインディングを下りきって、さらに往復の帰り、ギャンギャン上っているとなんとペイパーロック!
(ペイパーロック(ヴェイパーロック)現象は初体験だった。本当に踏もうが蹴ろうが全くブレーキが効かなくなる。いきなりきますあの症状。怖いもんです。のぼりでの発生だったのと対向車なくてよかったです。あの加速と原則で逝ってしまうセローのリアブレーキは間違いなく弱い。パッドも焼きついてディスクが炭のように変色。ブレーキの熱でホイールのスポークまで熱くなっていた。
フロントブレーキが強いとノーズダイブが大きすぎてうまくターンインできないのでリア主体でブレーキングしていたらスカっとブレーキが効かなくなった。しばらく停めて冷やします。
ブレーキディスクが真っ黒になっています。パッドも高温で耐久性のあるものに交換しないと、このフェードが林道のダートで発生したら怖いと思った。
ペイパーロック(ヴェイパーロック)の場合はブレーキフルードが原因になるみたいだが…。
同時にGP-210のグリップ力は舗装路向きだと感心する。
ツーリングマップルR 関西65ページB7
福知山方面へ下っていくとここに出た。
大簾というバス停があります。何って読むのかわかりません。
ここから国道27号線へ戻り帰路へついた。
帰る途中国道173号線へ向かい、能勢の自然の森林道へデジカメ探しに向かった。
続きは後日。
おおみす 大簾は「おおみす」と読むみたい。
林道マップを作ってみた。
多分、こんな感じの路線だと思う。